知的謙遜 「頭を垂れるほど実る稲穂かな??」
こんにちは!
今回は、知的謙遜について記事にまとめていきます。知的謙遜は、最近Google社が採用面接の時に大事にしている要素の一つであるようです。
知的謙遜の定義について、まずは確認します。
「自分の知識はどこまでが限界なのか」をしっかり把握できている能力のこと。
人間は誰しも、自分は平均より上だと思ってしまうバイアスがあるそうです。(ある研究では全体の約70%の人が自分は平均より上だと思っているそう。)
知的謙遜レベルが高い人は、
・異なる他人の意見から学ぶことができる
・長期的にみて知的発達のスピードが速い
・忍耐力、好奇心、中立性が高い
・自分と考えが異なる相手でも簡単には謝罪しない
・エビデンスを精査するのがうまい
・政治的な態度が急変しない
知的謙遜のレベルは、質問を重ねていくことでより精度を持って向上していくことができます。自分や物事に対して質問をたくさんできる人ほどより本質にたどり着けているとも言いますしね。知的謙遜の重要性、何より、Googleが採用試験の際に、条件として、取り入れているのに説得力があります。 (権威主義の危険性は承知の上、ですが!)
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言いますが、科学的には「頭を垂れるほど実る稲穂かな」の方が正しいのかもしれません。
「謙遜しなきゃ!」って倫理的義務感から仕方なくわきまえようと考えている方がいらっしゃったら、「むしろ謙遜することで自分の成長のスピードが上がる!」と考えてみると、楽に考えられるかもしれません。
今回はこの辺で!それでは!
ナルシストは案外いい影響があるかも!?実は成績も高い傾向!
こんばんは!人生で初めて和歌山県に来ています。
今回は、割と腫れ物のように扱われることの多い、ナルシストについて、実はいい影響があるのではないかという記事です。ちなみに僕は小学校の頃からナルシストだって回りから言われていた時代がありました、今となっては懐かしいだけですが!
以下の論文によれば、ナルシストな人は、物事を成功に導く際に必要なメンタルの強さ(Mental Toughness: MT)が強いので、成功を収めやすく、実際、ナルシストな人はそうじゃない人に比べて学業成績が高かったようです。
過度なナルシストは有害です。自分が全く努力をしようとせず、現実にあまり成果を挙げていないような状態の時に自分が認められないことを悶々と悩み続けるのは、本当に生産性がないのでやめたほうがいいです。大切なのは、ナルシストである代わりに、自分がそのナルシスト的傾向を主観的でなく、周りつまり客観的にも認めてもらえるくらいに、大きな自分に成長して、自分を好きになってもしょうがないくらいに努力して成果を挙げて周りにいい影響を与えていることでしょう、そうすればそれは、健全なナルシストだと言えるのではないでしょうか?
以下個人的な話を少し!
僕は確かにナルシストな面が小学生の頃から言われていますけど、もう一人自分の中に自分を持っている感覚があって、それはナルシストな自分の暴走を止めるような「神経症的傾向の自分」です。結構心配性的傾向が高い面はありますが、神経症的傾向が強いからこそきちんと準備をする、だからただ有害なだけのナルシストにならないようになっているのかもしれません。(あくまで主観でしかないですが。でも最近ナルシスト的自分と心配性的自分が心の中に同居していてとってもいいバランスが取れている感覚はあります。)
今回はこの辺で!
以下参考にさせていただいた記事です!それではまた!
【暫定記録用】京都旅行2日目
もはや、京都旅行で無くなってきました。現在バスで他の場所に向かってます。最初は京都だけのつもりやったのに、、、段々面白くなってきました。
今このブログはバスの中で書いていますが、ブラームス交響曲2番とラフマニノフの交響曲3番を聴いていて、やっぱり音楽ノチカラってすごくて、とっても感慨深い気持ちになっています。まだ訪れたことのない場所に行くのってなかなか機会がないとないので楽しいです。
結構のんびり朝起きてしまって、10時ごろに宿を出ました。いつも通り、京都駅に向かいます。この辺になってくるとだんだん東京が恋しくなってきます。東京の人の感じとか街の感じとか雰囲気の良さが段々懐かしくなってくるんです。
この日は、大阪に行きました。
大阪は今回が2回目でした。高校の時に修学旅行で訪れただけで、しかも集団行動でしたんで、今回は行ったことのないところに行ってみようと思って。
まず京都駅から大阪まで、音楽聴きながら、いろんな予定を調整しながらゆっくり普通電車で向かいました。
朝ごはんも昼ごはんもまだ食べていなかったので、まず道頓堀かなんかで食べたいなって思って、道頓堀に向かいました。こんなにも大阪駅と道頓堀が離れているとは思いませんでした。(その直前、せっかくやから大阪の友達と久しぶりに会いたいなと思って連絡したらまさかの長野にいるっていうwwwそんなことあるんやなー)
ゆっくり歩いてたら、テスラのショールームがあったので興奮して写真を撮りました。まあそんなんはどうでもいいんだけど。
道頓堀について、久しぶりだな、って思って、せっかくだから粉物でも食べるかって思って歩いてたら、イタリアンとかラーメン屋があって、「あ、大阪に来て逆に名物じゃないのを食うっていうのもおもろいな」って思ったので、結局、ラーメン食いました。大盛り+替え玉で、店員さんもフレンドリーでめっちゃ気持ちよく食えました。
終わって、道頓堀の橋を渡ることなく、お笑いも見たいなって一瞬思ったけどそのままスルーして、(大阪道頓堀のお笑い関係者の方々スンマヘン)
まだ行ったことのなかった通天閣に行きました。お金払うのはなんだったので展望台の上には行きませんでした。通天閣に行くまでの道もアキバみたいな商店街があってその独特の雰囲気は面白かったです。あと道頓堀の前の新世界の商店街が寂れた雰囲気で悲しかったけど、ジブリ映画に出てきそうな雰囲気でとってもしみじみしました。そのまま歩いて、「せっかくやしあべのハルカスいきたいな」って思ったのでそのまま天王寺駅まで歩いて、途中の天王寺動物園?を見て、そういえばこの動物園中学の頃にやった英語のプログレスの教材に出てきてるやんとか思ってソコソコの感動を覚えて、
そのまま天王寺駅に行きました。あべのハルカスの低層部ってデパートになっててその新しさと賑わいとおしゃれなデザインに驚きました。
あべのハルカスもちょっと高かったんで展望台に行くのは諦めました。
でも16階?から眺める景色もなかなか良かったです。
大阪駅にも道頓堀にも新世界にも通天閣にもあべのハルカスにも行って大阪割と観光できたなって思ってたら、そういえば大阪城行ってなかった、って思ったんで、大阪城に大阪環状線で向かいました。205系が使われてるのかなって思ったら使われてなくてちょっとがっかりでしたが、グッドデザイン賞を取った新しめの車両で良かったです。
大阪城公園からクリームパンを買って大阪城を目指します。Jyo-Terraceのネーミングセンスが笑笑でした。こっちも中には入らず外からの見学です。側で大道芸人がショーやっててこれもなかなか笑えました。京都に帰ります。帰りは京極まで歩いて、そこから一度大阪に出て新快速に乗りました。新快速の運転手がキビキビとした動きで時刻も本当に秒単位で1、2秒くらいしかずれがなくて本当に優秀な運転手じゃないと130kmとか出すような路線走れないんだろうなとか考えたりもしました。
帰りは駅から宿まで歩きます。
この日はいわゆるたこ焼きパーティーがなかったので、中国人の友達と夕食に出かけました。いろんな話をしてとっても仲良くなれて良かったです。
その友達と夜歩きをして、まっすぐ宿に帰りました。
2日目の報告はこんなところで!またしっかり記事にしたいなとは思っていますが!
【暫定記録用】京都旅行1日目
こんばんは!
もう日付は過ぎてしまいましたが、1日目を振り返ります。
2月11日の夜23:20新宿発のバスに乗り込み、朝6:00過ぎに京都駅に着きました。
まだ暗くて寒々しくてノープランでしたので、七条付近のマクドナルドに駆け込みました。その後予約していたユースホステルに荷物を預け、早速旅行開始です。
早速、ブラタモリでも紹介されていた八坂神社へ!
朝全然人がいない中で訪れる八坂神社は格別です!
続いて建仁寺へ、ここで座禅体験をしようとするも予約制ということで断念。
東京にいる頃から散歩が好きで、ここから歩いて嵐山まで向かいました。
嵐山までは、普段の練習の録音を聴いて、今度やる新しい曲を聴いて勉強してと結構有意義な時間になりました。
嵐山ではうどんを食べました。4人がけの席に一人で座っちゃって他のお客さんに悪かったですがすぐに食べられたのでセーフですかね。鴨ネギうどんのつけ麺を食べました。京都に来た時はもうここが定番のお気に入りになっちゃうかもです。
嵐山では、竹林に行って、角倉了以像にあってきました。
その後は、流石に電車を使って九条大宮まで出て、八坂神社側にある宿に戻りました。
高速バスでとっても疲れていましたので、15時すぎくらいにチェックインをした後は、すぐにベッドで寝てしまいました。たくさん歩きましたしね。
起きたら16時すぎくらいでした。その時間からお風呂に入って、部屋でブログの更新のために勉強して、ブログを更新してYouTubeを見ていたら1830に近づいたので、共用スペースでのたこ焼きパーティーに参加しました。行ったら宿の人しかいなくて「あれー」って感じでしたが後から数人来て、中国人観光客一人と、5人の台湾からの学生の集団と仲良くなりました。食事の力は偉大だ。ちなみにたこ焼き作るの台湾人が一番うまかったです。
後は近くのコンビき行くなりして友人らと話しながら12時ごろ就寝しました。
とりあえずこんな感じで、更新させていただきます。
続きます!
熟練したプロは直感を利用していた!?
こんにちは!
今日は京都からブログアクセスしています。(いつもは自宅のある東京です。)Wi-fiありがたし。京都観光1日目を概ね終え、あとは散歩と夕食を楽しもうと考えているような今この頃です。今回は、将棋のプロ棋士に学ぶ、脳のポテンシャルを引き出すための方法について迫っていきます。
最近の理科研究所と電気通信大学の研究によると、熟練したプロは「直感」に頼る傾向があり、素人でも訓練次第では「直感」に頼る脳の思考パターンに切り替えることができるようです。
あらゆることについてそうですが、訓練の初めには意識的に解決策を見つける鍛錬が必要ですが、経験が積まれることにより判断が素早く無意識的に変化するそうです。この無意識的思考パターンのことを「直感」と呼んでいるそうです。この思考パターンは熟練した医師や技術者にもすでに確認されているようですが、無意識的なもので、本人にも説明が難しいので、「直感」脳を産むために教育すると言うのはまだマニュアル化ができていないような段階だそうです。
個人的な感想として、この研究を調べてみようと思った経緯は、
熟練した音楽家と素人(または、新しい曲を勉強するような場合)とで、曲を勉強する際の思考プロセスが違うのではないかと考えたので、実際に今回の研究で音楽家についての記述はないですが、関連があるのではないかと思い、まとめました。「音楽家で上手い人はうまい、下手な人は下手。要は『才能』なんだ。」と言うような人がいますが、僕自身の個人的な見解ではありますが、生来的な能力の差異は多少はあるものの、その人の技術を「才能」の一言でまとめられるほど単純なものではないのではないかと思ったので、今回は仮説的に、この「直感」的思考プロセスを身につけられた人は、あらゆる分野で一定の成果をあげやすいのではないかと言うふうな結論としてまとめます。
実際、「直感」って無意識だけど、きちんとした脳の働きである可能性が十二分に高くて、「直感」を信じている人ほど幸福度が増すなんて言う研究結果もどこかで耳にしたことがあります。
今回はこの辺で!京都旅行の記事もきちんとまとめますね!以下参考文献です!
京都に着きました!
こんにちは!
もはやブログ開設の趣旨とは関係ありませんが、記録用に京都旅行についてブログで書いていきます。
まだどんな記事にするかは決めていませんが、日記帳に気づいたことを書いたりオススメの観光地を書いたりその歴史について触れたりして、自分の気付きや教養を深めていけたらなと思っています!
京都にきたらここに行くべき!
なんて言うご意見があればお気軽にコメントください!
それでは!
なぜ音楽は人を中性的にするのか?
こんにちは!
今日は興味深い論文を見つけましたので、シェアさせていただきます!
今回は、音楽と人間のホルモンについての関係を示す論文をみつけましたので紹介させていただきます。www.ncbi.nlm.nih.gov
まだしっかりとはこの論文を読めていませんが、男女別にテストステロンと呼ばれる男性ホルモンとコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンの分泌量について研究を出しています。
コルチゾールと音楽の関係
この論文によれば、
音楽を聴いた際、その音楽の種類によらず、男女両方の被験者のコルチゾールのレベルが下がりました。つまり、種類と性別に関わらず、人間は音楽を聞くとストレスレベルが下がりました。コルチゾールの分泌量が下がることは、脳を守ったり、細胞の炎症を抑え老化を防いだりしてくれます。過去にストレス反応の仕組みとストレス反応が果たしてきた役割についてまとめた記事がありますのでよろしければご覧ください。
テストステロンと音楽の関係
この論文によると、
音楽を聴いた際、
男性の場合には、ぞくっとするような音楽を聴いた時、好きな音楽を聴いた時、どちらの場合もテストステロンの値が下がりました。
女性の場合には、ぞくっとするような音楽を聴いた時、テストステロンの値が下がりましたが、好きな音楽を聴いた時にはテストステロンの値が上昇しました。
テストステロンについてはまだ記事を作っていませんので、下記のリンクからご覧ください。簡単に言うと男性ホルモンの一種で「生きる活力」、「気持ちの張り」を保つ役割を持ちます。増減により「男性的な思考傾向」の多寡を左右するとも言われています。運動すると増えますので、音楽をやっている男性より運動をしている男性の方がモテるのはこのメカニズムによるものなのかもしれません。
まとめ
1人間は音楽を聞くと、曲の種類・人の性別に関わらずストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が防げる。
2人間は音楽を聴くと、男性は曲の種類に関わらず(男性ホルモンの)テストステロンの分泌量が減少し、女性は好きな音楽を聴いた場合にテストステロンの分泌量が上がるがぞくっとするような音楽を聴いた場合は逆に下がる。
条件付きですが、音楽はストレスレベルを下げ人間を中性的にするようです。
とっても興味深いですよね!?
今回はこの辺で!それでは!明日の朝から京都に参りますので、京都関係の記事も書くかもしれません!
↓参考にした論文
面接官に創造性が高いと思われる方法
おはようございます!三連休最終日いかがお過ごしでしょうか。
昨晩ある面接をスカイプで受けさせてもらったのですが、その面接が終わってすぐに、とある記事を見つけたので記事にします。
このブログでもお馴染み、アダムグラントさんの研究によれば、面接官に「何か質問はありませんか」と尋ねられたら「あなたがこの組織について何か1つ、変えることができるとしたら、それは何ですか?」と聞き返すと良いそう。
この質問で、面接官に今までにないことを考えさせる機会を与えることができるため、あなたが好奇心に溢れ、クリエイティビティも発揮できる人物であることを示すことができるそう。
アダムグラント、斬新ですね。
じゃあ今回はこの辺で!
パーヴォ・ヤルヴィさんに質問してきた!
こんばんは!
今日はNHK交響楽団の演奏会に行ってまいりました。1906回定期演奏会のAプロです。曲目はリヒャルト=シュトラウスのヴァイオリン協奏曲とハンス=ロットの交響曲1番です。ソリストは、アリョーナ・バーエワさんでした。色彩感溢れるヴァイオリンの音色はとても魅力的でした。ハンス=ロットについては彼の生涯についてのストーリーを聞き衝撃を受けるとともにもっと偉大な作品を残す偉大な作曲家の1人になれたポテンシャルがあったのではないかと考えてしまいます。
いつもお世話になっている先生方が演奏されていてとても感動しました。
https://www.nhkso.or.jp/concert/concert_detail.php?id=813
今日は終演後に、NHK交響楽団首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィさんのサイン会がありました。CDを買って列に並びました。
いつもこういう機会には、質問をしてきちんと実りある収穫をえて帰るようにしています。これまでも神尾真由子さんやマキシムヴェンゲーロフさんらに質問してきて、みなさんとても優しく答えてくださいました。今でも大変感謝しております。
今回は、とてもエネルギッシュで知的な演奏をされるパーヴォさんに、いつも新しい曲を演奏されるときには、どのような勉強をされるのか、日頃の習慣はあるのかについて質問しました。
それにパーヴォさんは以下のように答えてくださいました。
「スコアを開き、曲を分析し、曲を聴いてみて勉強していく。日頃の習慣は毎日勉強することだ。」
色んな演奏家のインタビューを見たり、質問してみたりしてもなんら特別なことはされていないように感じます。「学問に王道なし」と言いますが、「音楽に王道なし」とでも言えましょうか。
今日は久しぶりにN響を聞くことができとても充実した有意義な日になりました。こんな演奏をされている方々から普段ご指導いただけるというのは、いうまでもないですが、とっても幸運です。本当に環境に感謝でしかありません。
今回もお読みいただきありがとうございました。寒いですがお体にはお気をつけくださいませ。それでは!
オケで共有したい本当に大切なこと
こんにちは!
久しぶりの更新です。
この間オケの合宿に行き、今日は別のオケの練習に参加しました。今日感じた事を文章として記録します。
大分前ですが以下の記事で、強弱などテクニック的なレベルで、こう弾くべきだ、などと言うのはイメージしてるものが違うから意味ないのでは無いか、と記事を書きました。(↓その記事)
https://soki.hatenablog.jp/entry/2019/02/03/014643
今日、東大の友達と弾いた時にそいつが、「具体的すぎる指示って分かりづらいよね。どう言う音が良いのか抽象的なイメージとして伝えてくれた方が弾きやすいよね」
確かにその通りだと思っていて、実際ベルリンフィルである指揮者がリハーサルの時に、音の強弱を中心に指摘してたら、団員が「音の強弱とかだけだったら弾きたい曲のイメージ感が全く伝わらない。絵画に例えたり、テクニック以外の具体的なイメージを伝えてくれた方が演奏家は指揮者を満足させるために応えられる。我々はインスピレーションを与えてくれる指揮者を望む」のような事を言ってました。言葉は正確では無いですが、内容はそんな感じです。
低いレベルだけで、話が通じなかったり前に進まなかったりしたらより高い単位・レベルのイメージやアイデアを共有できたら良いのでは無いかと思いました。これは音楽に限ったことでは無いと思いますが。
東京で雪が降りましたね。寒いですがお体ご自愛ください。最後までありがとうございました。
目的意識は夢や目標を達成するためのガソリンだった??!!
おはようございます!
今回は面白い論文を見つけましたのでその論文を紹介します!
夢を持てとか目標を持てとよく孫正義をはじめとした起業家は()正直半ば根性論的に言う人がよくいますが、それは科学的にも成功に近づくためには必須なことだったと言うなんとも希望的な論文です。
実はポジティブで成功を連想させるような目標を持っていたり、人生の意味をきちんと見出して、それを燃料に自分のエネルギーに変えている人々は、幸福感が強く、メンタルに関する疾病にとても強くなり、ストレスホルモンであり海馬の脳細胞も破壊してしまうような危険を秘めているコルチゾールの減少が確認されたとのことです。
実験では被験者にfMRIを受けてもらいました。検査の途中で、ポジティブ、ネガティブ、その中間を連想させる画像を表示して、被験者のストレスレベルとメンタルを調べました。
その結果、ポジティブな画像を出された時に線条体と側外側の前頭前皮質にポジティブな刺激を受けた被験者はストレスホルモンのコルチゾールの放出量が抑えられて、かつ幸福感をより感じていたそうです。
自明のような部分も無くはないですが、日頃から自分の人生にポジティブな夢や目標、意味合いを持てている人は、メンタリが強くなりストレスホルモンも減少していて幸福感を感じたようです。大変興味深いですな。
メンタルが弱っている時こそ自分の人生の意味合いを見直してポジティブなイメージを持つと実際に幸福感を感じストレスホルモンの放出が抑えられるかもしれません。
それでは!
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/24058063/
関連記事
https://soki.hatenablog.jp/entry/2019/01/28/224441
神尾真由子さんに学ぶクラシック音楽家が上達の為に聴くといいかもしれない音楽
おはようございます!
今回は今パッと思い浮かんだことを記事にします。
大分前ですが、チャイコフスキー国際コンクールで優勝もされましたヴァイオリ二ストの神尾真由子さんのドキュメンタリー番組で、彼女が夜ランニングをする時にかなり激しめのハードロックを聞かれてました。(おそらく、チャイコフスキー国際コンクールの優勝直後の密着なので2007年か2008年に放送されたものです。)
あの密着で流れていた様子だけ判断するのは短絡的っちゃ短絡的ですし、どれだけハードロックを聴かれていたのか分かりませんが、、、
以前、脳が新しい事をする時に再構成する必要があり、その再構成の際に脳が活性化して乾いたスポンジみたいに新しい事を吸収できるようになるので、同じパッセージを繰り返し練習するよりも異なる短いパッセージを細切れに練習した方が効果的なのではないか??
という記事を書きました。良ければ下のリンクからご覧ください。(English version is the second link blow)
https://soki.hatenablog.jp/entry/2019/01/14/020241
https://soki.hatenablog.jp/entry/2019/02/02/015301
つまり神尾真由子さんは、(実際インタビューでもNHKの人からの質問に「同じ服をいつも着ていたら飽きるように同じ曲ばかり弾いているのはとっても飽きる」と話していたように、)ヴァイオリンの曲の練習後の夜のランニングなどは、ハードロックを聴く事で脳が飽きるのを防ぎ、再構成で活性化した脳で新鮮な気持ちで練習に望む事で、より効率的な練習をしようと(意識的なのか潜在的なのかは分かりませんが、)心がけていたのではないかと思います。
最近個人的にもクラシック聴いてて、たまにクイーンとか乃木坂46とか挟むと脳がスッキリした新鮮な感覚を持つので、そうしてます。
クラシック音楽家に限らず、ロックミュージシャンでも自分の本業とは別の音楽を聴いて頭をリセットするのは上達のために効果的かもしれません。
他の音楽からインスピレーションをうけ触発されることもあるかもしれませんし!
音楽家に限らず、日常関わることの少ないモノを隙間時間に取り入れてみると脳がリセットして本業の方の効率も上がるかもしれません。
いつもありがとうございます。
仕事に勉強に頑張りましょう!
ストレス反応はなぜあるのか?と慢性的ストレスが心身に与える影響について
こんばんは!
今回はストレスについて記事を作っていきます。
まずストレスとはなんでしょうか。
コトバンクによると
「刺激により引起される非特異的な生体反応」
と定義されています。
ストレスは一般的に体に悪いものとして現代社会では受け入れられていますが、なぜストレスを感じる我々の先祖が自然淘汰(自然選択)を勝ち抜けたのでしょうか。
まず自然選択の定義から、、
要は環境に適応した生物的特徴をもった生物が生き残ってきたわけです。
我々はストレスに敏感ですよね。もしストレスが体に悪いものならば、ストレスを感じやすい我々の祖先は生き延びれなかったはずです。すなわちストレス反応は太古の地球を生きるために必要不可欠だったということです。
ストレス反応が我々の先祖に必要だった理由
恐怖や不安を感じると、肉食獣や災害などから身を守るためストレスホルモンを出して身体を戦闘モードに整えました。戦闘モードにすることで体の動きを機敏にするように身体を準備するというわけです。こうしてあらゆる脅威から身を守るようなストレス反応を体内システムにもつ我々の先祖の血統が、現在まで子孫を残したのです。
ストレス反応の仕組み
我々は、昔の脳から存在する古い脳の部位、扁桃体で不安や恐怖を感じます。するとその扁桃体の活性化により視床下部に「不安や恐怖に対処せよ」と命令します。すると内分泌系の副腎からストレスホルモンのコルチゾールやアドレナリンが放出され、ホルモンが血管を伝って、自律神経や全身の臓器に様々な反応を及ぼします。
慢性的ストレスが現代人の体に与える影響
我々の先祖がまだ文明を持つまでは、ストレス反応は一時的なもので、その一時的なストレス反応によって脅威から身を守ってきましたが、現代社会ではストレス反応が連続的に作用し、現代人はこうした連続したストレスを感じて、それが慢性化してしまっています。一時的なストレス反応は、脅威から身を守るためにいい方向に作用しましたが、慢性的なストレス反応は心身を疲労させていきます。特に最近は「マインドワンダリング」といって過去や未来のことに考えをめぐらせ、過去の後悔や未来の不安で考えが堂々巡りになり、反すう思考を繰り返すことで、ストレスを常に感じる状態となり、ストレスホルモンが慢性的にで続けているような状態になってしまいます。下にハーバード大学の「マインドワンダリング」についての記事を載せました。
ストレスホルモンであるコルチゾール放出によって、海馬の脳細胞が破壊されていることも判明しています。(下の論文で紹介されています)
海馬の萎縮は、うつ病患者に特有の症状で、海馬の萎縮がうつ病の発症を促し精神的ダメージを肥大化させます。また慢性的ストレス反応は、心疾患のリスクをあげるとの研究データもあります。
一時的なストレス反応が我々の先祖を脅威から救ってきた反面、現代社会では我々に襲いかかる慢性的ストレスが原因で心身に異常をきたしてしまっているというのはなんとも皮肉なものです。
それでは、ストレスに対処するためには、どのような対策を練れば良いのでしょうか。次回、アメリカ心理学会が発表した効果的なストレス対策について記事をまとめていきますので、お楽しみに。
それでは、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!以下は参考にさせていただいた記事です!
なぜ仲間の行動を真似してしまうのか?
こんにちは。
今回は短めです。小学校の時に仮面ライダーのモノマネをしたりとか、レンジャーもののモノマネをする人を見かけたことはありませんか。あるいは、サークルでやけに先輩に媚びを売るように真似する人を見かけたり、自分が無意識のうちに真似してしまっているなと思ったことはありませんか。
実はそういう場合の人の心理状態を明らかにするような論文が2008年に発表されていました。人は内部集団から排斥され孤独感を感じる時に、その内部集団の行動を真似するような傾向が見られたようです。
確かに大学のサークルでも、実際その人の取りたい行動ではないんだろうな、と思いながら、先輩や同学年の人の言動を不本意ながら真似してる人がいて、非常に不可解で醜い行動だなと思ってしまいました。きっと真似する人は、いろんな可能性パターンがあるとは思いますが、周りの人間関係がうまくいっていなくて孤独感を感じていて、真似せざるを得ないような心理状況にあるんだろうなと思ってしまいます。
真似して、彼らの信頼を得られるかどうかはわかりませんが、孤独感を感じて、自分は周りの人の真似を最近よくしているけど、うまくコミュニケーション取れなくて、すごく気持ちが悪いなあって感じている方がいたら、一回そのコミュニティから抜けてみて、自分の本当の仲間を探して、そこで良好で健全な人間関係を構築して、孤独感が解消して、もしその時に元のコミュニティに戻りたいなと思ったら、孤独感が排され他人の真似をしなくてもいいような強靭なメンタルでまた戻っていくと自信を持ってそのコミュニティの帰属意識を得られるかもしれません。
僕も、なんか全然人間関係いってないし孤独感さえ感じる、って思った時に不本意ながら無意識的に周りの言動を真似て合わせてしまうことがありました。でも一回その気持ちの悪いコミュニティから抜け出して、他のコミュニティで自分の人間関係に充足感をつけて、自信を持って元のコミュニティに舞戻れば、うまくやっていけるかもしれませんよ。本当に戻るメリットがなければ戻りさえしなくてもいいかもしれませんしね。
今回はこの辺で。最後までありがとうございます。
Giver vs Taker 2/3
こんばんは!今回は好評記事の1つGiver vs Takerの話の続きです。まだ下の記事をご覧でない方は、ぜひ見ていただけたら幸いです。
前回は、あらゆる組織の中で最もパフォーマンスが良かった人も悪かった人もGiverだった、という研究を紹介しました。それではGiverがより高いパフォーマンスを発揮する為にどういう事が大切なのでしょうか?
Giverが最高のパフォーマンスを発揮する環境づくりのために大切なこと3つ
1Giverが燃え尽きないために守る
組織にとって最も貴重な存在がGiverである事、でも気を付けないと彼らはいつか燃え尽きてしまうから特に守らなければいけない存在であるという事を理解するべきです。
2助けを求める行為を促進させる
Giverが活躍できる環境づくりには人を頼ることが当たり前であるという意識の下地作りが必要です。誰もが頻繁に助けを求める文化です。成功するGiverは自分が「受け取る側になってもいいのだ」という事を知っています。助け合いはGiverの成功や幸福を守るだけではなくGiverのように振る舞う人を増やす為にも非常に重要です。データによれば、組織で起こる「与える」行為全体の75%-90%がお願いから始まるのです。でも大抵の人はそれができません。無能だと言われるのが嫌とか誰に頼めばいいか分からない負担をかけたくない、などがその理由ですが、誰も助けを求めない組織では誰のために何ができるかさえわかれば喜んで力を貸したいというGiverたちが不満を抱えることになります。その結果彼らが活躍しづらい息苦しい環境が生まれる恐れがあります。
3チームに高潔な人物を仲間にする、だけではなく、Takerをチームから出て行ってもらう
当初アダム・グラントさんは生産的な与え合いの文化を築きたければ、Giverを揃えればいいのだと考えていました。しかし実際にはそれでは不十分でした。1人のTakerがいると1人のGiverがもたらす好影響の2倍から3倍の悪影響が生じることが分かりました。例えば腐ったリンゴ1つで樽全体が駄目になるが、良い卵が1つあっても箱全体の卵が良くなったりはしません。
要はTakerを1人でもチームに入れるだけでGiver達は与え惜しみをします。
「周りは図々しく取っていくだけなんだから、自分が頑張っても損なだけだ」と
Giverを1人チームに入れても急に親切の連鎖が始まる事はありません。それより大抵はTakerに「やったねこの人に任せちゃおう」と利用されて終わりです。効果的な採用活動やチーム作りにおいて大切な事はGiverを登用する事ではなくTakerを排除する事なのです。上手くやればGiverとMatcherだけが残ります。するとTakerによる搾取がなくなりGiverは安心して親切を発揮します。
金八先生が言ったように、「人という字は互いに支えあって人になる」のですね。国境を超えて同じことを言っている人がいる、というのは相当に説得力があります。
続きはまた今度記事にしていきます!それでは!
以下は参考にさせていただいた動画です。