なぜ音楽は人を中性的にするのか?

こんにちは!

今日は興味深い論文を見つけましたので、シェアさせていただきます

今回は、音楽と人間のホルモンについての関係を示す論文をみつけましたので紹介させていただきます。www.ncbi.nlm.nih.gov

まだしっかりとはこの論文を読めていませんが、男女別にテストステロンと呼ばれる男性ホルモンとコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンの分泌量について研究を出しています。

 

コルチゾールと音楽の関係

この論文によれば、

音楽を聴いた際、その音楽の種類によらず、男女両方の被験者のコルチゾールのレベルが下がりました。つまり、種類と性別に関わらず、人間は音楽を聞くとストレスレベルが下がりました。コルチゾールの分泌量が下がることは、脳を守ったり、細胞の炎症を抑え老化を防いだりしてくれます。過去にストレス反応の仕組みとストレス反応が果たしてきた役割についてまとめた記事がありますのでよろしければご覧ください。

soki.hatenablog.jp

 

テストステロンと音楽の関係

この論文によると、

音楽を聴いた際、

男性の場合には、ぞくっとするような音楽を聴いた時、好きな音楽を聴いた時、どちらの場合もテストステロンの値が下がりました。

女性の場合には、ぞくっとするような音楽を聴いた時、テストステロンの値が下がりましたが、好きな音楽を聴いた時にはテストステロンの値が上昇しました。

テストステロンについてはまだ記事を作っていませんので、下記のリンクからご覧ください。簡単に言うと男性ホルモンの一種で「生きる活力」、「気持ちの張り」を保つ役割を持ちます。増減により「男性的な思考傾向」の多寡を左右するとも言われています。運動すると増えますので、音楽をやっている男性より運動をしている男性の方がモテるのはこのメカニズムによるものなのかもしれません。

www.daito-p.co.jp

 

まとめ

1人間は音楽を聞くと、曲の種類・人の性別に関わらずストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が防げる。

2人間は音楽を聴くと、男性は曲の種類に関わらず(男性ホルモンの)テストステロンの分泌量が減少し、女性は好きな音楽を聴いた場合にテストステロンの分泌量が上がるがぞくっとするような音楽を聴いた場合は逆に下がる。

 

条件付きですが、音楽はストレスレベルを下げ人間を中性的にするようです。

 

とっても興味深いですよね!?

今回はこの辺で!それでは!明日の朝から京都に参りますので、京都関係の記事も書くかもしれません!

↓参考にした論文

www.ncbi.nlm.nih.gov