Giver vs Taker 2/3

こんばんは!今回は好評記事の1つGiver vs Takerの話の続きです。まだ下の記事をご覧でない方は、ぜひ見ていただけたら幸いです。

 

soki.hatenablog.jp

前回は、あらゆる組織の中で最もパフォーマンスが良かった人も悪かった人もGiverだった、という研究を紹介しました。それではGiverがより高いパフォーマンスを発揮する為にどういう事が大切なのでしょうか?

 

Giverが最高のパフォーマンスを発揮する環境づくりのために大切なこと3つ

1Giverが燃え尽きないために守る

組織にとって最も貴重な存在がGiverである事、でも気を付けないと彼らはいつか燃え尽きてしまうから特に守らなければいけない存在であるという事を理解するべきです。

2助けを求める行為を促進させる

Giverが活躍できる環境づくりには人を頼ることが当たり前であるという意識の下地作りが必要です。誰もが頻繁に助けを求める文化です。成功するGiverは自分が「受け取る側になってもいいのだ」という事を知っています。助け合いはGiverの成功や幸福を守るだけではなくGiverのように振る舞う人を増やす為にも非常に重要です。データによれば、組織で起こる「与える」行為全体の75%-90%がお願いから始まるのです。でも大抵の人はそれができません。無能だと言われるのが嫌とか誰に頼めばいいか分からない負担をかけたくない、などがその理由ですが、誰も助けを求めない組織では誰のために何ができるかさえわかれば喜んで力を貸したいというGiverたちが不満を抱えることになります。その結果彼らが活躍しづらい息苦しい環境が生まれる恐れがあります。

 

3チームに高潔な人物を仲間にする、だけではなく、Takerをチームから出て行ってもらう

当初アダム・グラントさんは生産的な与え合いの文化を築きたければ、Giverを揃えればいいのだと考えていました。しかし実際にはそれでは不十分でした。1人のTakerがいると1人のGiverがもたらす好影響の2倍から3倍の悪影響が生じることが分かりました。例えば腐ったリンゴ1つで樽全体が駄目になるが、良い卵が1つあっても箱全体の卵が良くなったりはしません。

要はTakerを1人でもチームに入れるだけでGiver達は与え惜しみをします。

「周りは図々しく取っていくだけなんだから、自分が頑張っても損なだけだ」と

Giverを1人チームに入れても急に親切の連鎖が始まる事はありません。それより大抵はTakerに「やったねこの人に任せちゃおう」と利用されて終わりです。効果的な採用活動やチーム作りにおいて大切な事はGiverを登用する事ではなくTakerを排除する事なのです。上手くやればGiverとMatcherだけが残ります。するとTakerによる搾取がなくなりGiverは安心して親切を発揮します。

 

金八先生が言ったように、「人という字は互いに支えあって人になる」のですね。国境を超えて同じことを言っている人がいる、というのは相当に説得力があります。

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続きはまた今度記事にしていきます!それでは!

以下は参考にさせていただいた動画です。

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