「自然」が時間感覚を正す??
おはようございます!
昨日は時間汚染について、「親切」が時間感覚を正すこと、について記事を作りました。下記の記事では、時間がないと感じるのは物理的に足りないからではなく、時間が足りないと錯覚させてしまう我々の心理が原因ということを書きました。今回はその記事の続きです。
最近の研究で、「自然」が時間感覚を癒す効果が高いということが判明しています。
バイオフィリアについては以前に記事にまとめましたのでよろしければご覧ください。
スタンフォード大学が学生に行った実験では、被験者に2種類の動画を60秒だけ見てもらいました。
1幸福な気分になる動画(群衆が楽しそうな表情で旗を振っている様子など)
2壮大な自然の動画(巨大な滝、クジラ、宇宙の映像など)
その後学生たちの時間感覚を調べました。
2のグループは1のグループよりも66%も時間が長くなったような感覚に変わったようです。
自然を前にすると我々の心は日常の些細な出来事から離れ、自然を前に我々は小さな存在であることを客観的に認識します。すると日常のトラブルも俯瞰するような視点が養われるというわけです。
自然に気軽に関われるような方法を紹介します。
1自然の動画を見る(ナショナルジオグラフィックなど、下にリンク貼りました。)
2スマホやパソコンの待受を自然にかえる
3観葉植物を屋内で育ててみる(うちの家のリビングにはポトスが2鉢あります。)
4自然の中で15分ほどぼーっとする。
読書するなり、公園のベンチにくつろぐなり、なんでも大丈夫です。
ウォーキングを組みわせるとより効果的です。ある実験では、一般の男女を「街中を散策するグループ」と「公園を散歩するグループ」に分けました。すると、45分後公園を歩いたグループは20%も生き生きした気分が高まり創造性も上がったようです。
さらにスタンフォード大学では、自然の中を歩くだけで頭が良くなると言う研究も報告されています。公園を50分歩いた被験者は集中力が上がり、ワーキングメモリ(=とても短い間だけ頭の中に物事を記憶しておく能力)の機能が向上したそうです。時間を90分にした被験者はネガティブな感情が浮かびにくくなったそう。
自分は小学生の時から、宇宙をテーマにしたアメリカのドキュメンタリー番組やプラネットアースが好きでした。自分で言うのもなんですが、こうした動画を見ることで潜在的に小学校での些細なトラブルや嫌なことを忘れようと試みていたのかもしれません。時間感覚が正された感覚をえていたのかもしれません。幸福度や創造性、生産性を向上させようと試みていたのかもしれません。
最近、子供の時に好きだった宇宙の動画や自然番組をあんまり見ていなかったので、みる頻度を上げていこうと思っています。
以下リンクを貼りましたので参考になれば嬉しいです。
この記事は
この本を参考にさせていただきました。それでは!